くろがねもーち

いずみの想い

おさんぽ風景

法人理念

どんな障がいがあっても生まれ育った町で暮らしたい!その思いを実現するために活動を続けています

私たちは地域の皆さまのご支援・ご協力のもと、日中活動や生活の支援をとおして障がいのある方が住み慣れた町で自分らしく暮らすお手伝いをしています。利用者さん一人ひとりの想い・願いを丁寧に聴き、寄り添いながら一緒に実現していく法人を目指しています。

ごあいさつ

理事長 山本 憲治

障がいの有無に関わらずそれぞれが
暮らしやすい社会になるための支援を

まず、日頃より社会福祉法人いずみにあたたかいご支援・ご協力をいただいている地域の皆さまならびに本ホームページをご覧いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
いずみは、障がいのある我が子を思う親の想いから生まれた法人です。家族もスタッフも、暮らし全体を障がいのある人と一緒に考え、一緒に作っていく伴走者でありたいと考えています。
安心できる家(ホーム)があるからこそ、日中活躍できる。余暇を楽しく過ごせるから仕事を頑張れる…。就労、居住、余暇など暮らしの様々な場面で必要な支援をし、障がいの有無に関わらず皆が暮らしやすい社会を地域の皆さまと共に目指してまいります。

理事長 山本 憲治

いずみ設立に込めた想い

1970年代のこと。
その時代には、障がいのある子どもたちには、教育を受ける権利が与えられていなかった。 そんな社会の中で、障がいがあってもその子どもたちには地域で共に歩く友達と、教育が必要であると痛感し、心の中で葛藤を繰り返し支えあいながら生き抜いた母たちと家族。
同じ悩みを持つ母たちは地域の人々に支えられ、居場所を求め、生活交流会、無認可共同作業所の10年を経て法人認可設立にまでこぎつけた。ここまで本当に地域の行政、住民の方々には惜しみない協力をいただいた。
「社会福祉法人いずみ」は、30年を経過する。
法人施設では、それぞれの居場所で日々笑い、泣き、障がいがある本人・家族・支援者が共に生きている。
私たち支援者は、障がいがある人たちの生きていく困難さに立ち向かい、共に歩く社会を確立し、生涯を地域で生き抜く為に寄り添う。
当事者も支援者も地域の人々も一人の住人として笑いあえる地域社会の居場所でありたいと願っている。

社会福祉法人いずみ創業者 佐藤 秀子

想いの実現へ向けて

私たちは障がいの有無にかかわらず、同じ地域で暮らすなかまです。
その想いをこめて、利用者さんを「なかま」と呼んでいます。
なかまたちが地域の中で暮らしていくために、いずみでは3つの基本方針を立てています。

地域と共に
暮らしを支える
人を育てる
  • 地域と共に

    地域のみなさまへの
    メッセージ

    「いずみの子やね、おはよう。がんばっとるね」
    バス停で、田んぼ道で、スーパーで、あたたかく声をかけて下さる皆さまに「いずみ」はどれだけ大きな力をいただいたことでしょう。障がいのある子の親たちの想いから始まった「いずみ」。その歩みは常に地域の皆さまとの二人三脚でした。無認可作業所時代からの廃品回収、バザー、勉強会、まつり……、形を変えながらも皆さまの変わらぬお気持ち・支援に障がいのある方の暮らしは支えられています。

    衣類をたたむ利用者とスタッフ
  • 暮らしを支える

    なかまたち・ご家族への
    メッセージ

    社会福祉法人いずみは、「障がいのある我が子の将来をどうしよう」という親御さんたちの想いから始まっていて、今も法人の原動力です。私たちスタッフは、ありふれた毎日の食事やトイレのお手伝いをすることから住む場所や働き方などの相談まで、なかまたちやご家族の声に寄り添い微力ながらともに歩んでまいりたいと考えています。幸せの形は一人ひとり違い、はっきりとわからないことが多いけれど一緒に考えて悩むことで、それぞれの答えに近づければと思っています。

    衣類をたたむ利用者とスタッフ
  • 人を育てる

    スタッフへの
    メッセージ

    私たちスタッフは、いろいろなことをなかまたちから教わります。障がいがあっても、嬉しい気持ちや悲しい気持ちはみんな同じだよ…、働いたり友達と遊んだり充実した人生を求める気持ちはみんな同じだよ…、と。
    私たちはこの町で生きる「なかま」どうしです。ひとりひとりの手、時間、知恵、は小さいけれど、みんなで力を合わせ心を合わせ、なかまたちの暮らしに「よかった」「楽しかった」が一つでも増えるように支援を続けていきたいと考えています。

    浴場

いずみが想いの実現に向けた取り組みとして行っている事業は
大きく分類して下記の4種類となります

社会福祉法人 いずみの事業

なかまたち・ご家族のこえ

いずみのなかまたちとそのご家族に、いずみへの想いを語っていただきました

  • Hさん(なかま)

    くろがねもーちで洗いものをがんばっています!
    お店にお客さんがきてくれるとうれしい。知っている人が食べに来てくれて声をかけてくれるとうれしいです。元気に毎日がんばることが今の目標です。ぜひ、皆さんもお店に来てください。

    Hさん(なかま)

  • Kさん(なかま)

    私は毎日、体操とお風呂と織物をしています!
    私の夢は、自分の制作した物を買った人が身につけてくれて、喜んでくれる事です。
    最近で一番良かった事は、いずみの展覧会で、見に来た方が私のししゅうをたくさんほめて下さった事です。
    皆さんもいずみで、一緒にお仕事してみませんか?

    Kさん(なかま)

  • いずみに子供を預け、生き生きと働いているのでとても喜んでいます。
    職員の方も親切な方が多く、安心して預けられます。
    親たちも、親がいなくなっても、子供たちが安心して暮らしていけるよう法人と共にグループホームの増設ができないかとがんばっています。

    Uさん(ご家族)

  • 「もう2度と、生きて息子とは会えない」。あの頃、何度そう思ったか分かりません。
    家からの脱走、マイカルでの失踪、ナガシマでの行方不明、1号線の疾走事件……。当時、息子は超多動であったため、数秒目を離すと、どこかに飛んで行ってしまう子どもでした。その度に、息子を探して、何時間も街をさまよい歩きました。地元警察の電話番号が、今でも携帯に登録されています。
    そんな疲労と絶望、孤独と悲しみで、完全に社会から孤立していた私たちに、「ふらっと」さんは手を差し伸べてくださいました。まさに救世主です。あれから十数年。長いお付き合いをさせていただいて感じる「いずみ」の魅力は、「職員さん達が素晴らしい!」に尽きます。どれほど強調しても、足りないほど。日々、感謝の気持ちで、いっぱいです。

    Nさん(ご家族)